【1人暮らしの大学生へ】学割がある光回線はどこ？

「1人暮らしの大学生におすすめの光回線は？」

「学割がある光回線はどこ？」

こう考える人は、この記事を見てくださいね。

そもそも学割があるインターネットは少ない

携帯電話や動画配信サービスには多くの学割がありますが、光回線に関しては適用できるサービスは少なく、選択肢が限られています。

学生に学割があるのは2社のみ

現在、光回線で学割を提供しているのは「J:COM NET光」と「@スマート光」の2社にとどまります。

J:COMでは22歳以下を対象とした「青春22割」や26歳以下の「青春26割」があり、いずれも4年間の月額割引があります。

一方、@スマート光は「学割Wi-Fiパック」を提供しており、光回線とWi-Fiルーターをセットでお得に利用できます。

これらはいずれも長期間の割引ではなく、学生生活の一定期間をサポートする形のため、利用できる学生は限られるのが実情です。

光回線の学割は貴重な存在ですが、幅広い選択肢を求めるなら他のキャンペーンも視野に入れる必要があります。

フレッツ光の「どーんと学割」は2015年に終了済

かつてNTT東西が提供していたフレッツ光の「どーんと学割」は、学生を対象にした代表的な割引プランでした。

しかし、どーんと学割は2015年をもって終了し、現在は利用することができません。

【フレッツ光公式サイトからの引用】

「どーんと割」「どーんと学割」は、2015年4月30日をもって新規お申し込み受付を終了しました。

https://flets-w.com/limited/wari/

過去には大学生や専門学生を中心に一定の支持を集めていたものの、光回線の料金体系がシンプル化されたことや光コラボ事業者の普及に伴い、学割のニーズは限定的と判断されたと考えられます。

現在フレッツ光を検討する場合は、学割ではなくプロバイダ経由のキャッシュバックやセット割が中心です。

学生向け特典を期待して申し込んでも割引が受けられないため、注意が必要です。

「U-25 SoftBank Air 割引」は2022年8月に終了済

モバイル回線の一種である「SoftBank Air」には、25歳以下を対象とした「U-25割引」が存在していました。

U-25割引では月額基本料金が大幅に安くなるため、学生や若年層にとって人気のサービスでしたが、2022年8月で新規受付が終了しました。

現在は学割の代替となる割引プランはなく、ソフトバンク光やSoftBank Airを契約する場合は、スマホとのセット割「おうち割光セット」を利用するのが一般的です。

学割のように年齢で特典を受けられる仕組みがなくなったため、若年層でも基本的に通常料金での契約が前提となります。

検討する際は、学割対象ではないことを理解したうえで選ぶ必要があります。

学割より狙うべきはキャッシュバックありの光回線

現在の光回線市場では、学割よりもキャッシュバックや月額割引キャンペーンの方が利用しやすく、実際の割引額も大きいのが特徴です。

新規契約や乗り換えを対象にしたキャンペーンでは、数万円規模のキャッシュバックが用意されていることも珍しくありません。

学生は引越しや卒業などで契約期間が短くなる可能性がありますが、解約金がない事業者を選べばリスクを抑えられます。

学割は対象が限定的で利用できる学生が少ないため、結果的に多くの学生にとってはキャッシュバックや初期費用無料といった特典の方が実用的です。

光回線を探すときは「学割があるか」より「総合的にどれだけ費用を抑えられるか」で比較するのがおすすめです。

インターネット無料のマンションを選ぶのも1つの方法

光回線の学割を利用できなくても、インターネット無料のマンションやアパートを選べば、入居したその日から追加料金なしでネットを利用できます。

こうした物件では管理会社や大家が一括契約しているため、個別に回線を申し込む必要がなく、開通工事の手間や待機期間を省けます。

大学生の一人暮らしでは引っ越しが多いケースもあります。

そのため、契約期間の縛りがない「インターネット無料物件」は相性が良いでしょう。

【インターネット無料のマンションを選ぶのも1つの方法】

https://www.able.co.jp/

ただし、利用者が多い時間帯に速度が落ちる場合や、ゲームや動画配信には不十分な場合があるため、使い方に応じて検討することが大切です。

通信費を抑えつつ即日から利用したいなら、この選択肢も有力候補となります。

一人暮らしだとどのくらいインターネットを使う？

一人暮らしの大学生が使うインターネットの通信量は、動画視聴やオンライン授業など日常的な用途によって大きく変わり、一般家庭よりも用途が偏る傾向があります。

一般的な一人暮らしのデータ量は？

一人暮らしの大学生が利用するデータ量は、月あたり100GBから200GB程度が目安といわれています。

動画配信サービスやYouTubeを視聴する時間が長い人は300GB近くになることもあり、Wi-Fi環境がなければスマホの通信量を大幅に超過してしまいます。

SNSやニュースサイトの閲覧、音楽のストリーミング再生などは1日に数GBも使いませんが、フルHD動画の長時間視聴は負担が大きいため、回線の安定性は欠かせません。

さらにオンライン会議やクラウド利用を頻繁に行う場合、短期間でデータ量が積み重なります。

参考までに100GBでどれだけのことができるか？まとめました。

【100GBでできること】

用途	100GB
動画（1080p）	約33時間
動画（4K）	約14時間
音楽（高音質）	約694時間
ビデオ通話（1080p）	約83時間
Web/ニュース	約1,000時間
SNS（動画多め）	約400時間
オンラインゲーム（プレイ）	約1,429時間

例えば、動画（1080p）であれば、1日だいたい1時間くらいです。

こうした点から、大学生の一人暮らしにはモバイル通信よりも容量無制限の光回線が適しているケースが多いです。

大学生ならではの使い方もある

大学生は講義やレポート提出のほか、オンライン授業やゲームなど通信を多く消費する場面が日常的にあり、一般的な一人暮らしと比べても利用状況に特徴があります。

オンライン授業のデータ量目安

オンライン授業は大学生活で欠かせないもので、1回あたりのデータ使用量は授業形式によって異なります。

動画配信型の講義では1時間で約1GB程度、リアルタイム配信のWeb会議形式ではカメラとマイクをオンにするため1時間あたり約2GB消費することもあります。

仮に週に10コマ程度オンライン授業を受講する場合、月間で50GBから80GB近く消費する計算になり、動画視聴や日常的なネット利用と重なると通信量はさらに膨らみます。

このため、スマホのテザリングやモバイルWi-Fiだけでは容量不足に陥る可能性が高いかもしれません。

安定した光回線を利用することが快適な学習環境を整えるカギとなります。

レポートのメール提出やクラウドアップロード

大学生活ではレポートや課題をオンラインで提出する機会が増えてきています。

WordやPDFなどのファイルをメール添付するほか、Google DriveやDropboxといったクラウドサービスにアップロードすることが一般的です。

これらのファイルは数MBから数十MB程度が中心であり、データ量自体は動画に比べれば軽いため、通信量を圧迫することはほとんどありません。

ただし、卒業論文やグループワークで大量の資料や画像を扱うと一度に数百MBを超えることもあり、アップロード速度の遅さが作業効率に直結します。

光回線を利用すれば安定した高速通信が確保できるため、課題提出や共同作業をスムーズに進めることが可能になります。

一人暮らしだと「テザリング」「モバイルWi-Fi」で十分か？

スマホのデータ容量やモバイルWi-Fiを利用すれば、一人暮らしでもある程度は対応できます。

しかし、学習やエンタメ利用を考えると光回線の方が安定性やコスト面で優れています。

例えば「ahamo（30GB）」のテザリングできることは？

ドコモのahamoは30GBのデータ容量を毎月利用でき、テザリングも無料です。

光回線を契約しなくても一人暮らしの基本的なネット利用をカバーできます。

SNSやメール、Web検索、音楽ストリーミング程度なら問題なく利用可能で、月額2,970円という料金も学生には負担が少ないです。

ただし、動画視聴やオンライン授業を頻繁に行う場合は30GBでは不足しがちで、月末には速度制限に悩まされる可能性があります。

大容量の通信を必要とする生活スタイルなら、光回線の無制限利用に比べて自由度が低く、利便性に差が出てきます。

以上のことから、利用用途を踏まえた判断が欠かせません。

テザリング（無制限）なら光回線の方が安い

大手キャリアにはデータ無制限プランが存在しますが、その月額料金は光回線と比較すると割高です。

光回線はマンションタイプであれば月額4,000円台から利用でき、速度も安定しているため、無制限のテザリングよりもコストを抑えやすいです。

毎日動画やゲームを楽しむ学生にとっては光回線の方が経済的かつ安心です。

短期入居や引越しが多いケースならあり

大学生は数年ごとに引っ越しをするケースも多く、短期入居では光回線の工事費や解約金が負担になる場合があります。

そのため、引っ越しが頻繁にある人にとっては、モバイルWi-Fiやスマホのテザリングを利用する方が合理的です。

モバイルWi-Fiなら工事不要で、申し込みから数日で使える上に、持ち運びもできるため利便性があります。

ただし、通信容量の制限や回線混雑による速度低下は避けられないため、日常的に大量のデータを扱う人には不向きです。

短期的な利用やサブ回線としての位置づけなら有効ですが、長期的に安定した利用を考えるなら光回線を導入する方が総合的に見て安心できます。

学生同士でオンラインゲームするなら「光回線」一択

大学生の一人暮らしでは、友人を招いてオンラインゲームを楽しむことも多くあります。

この場合、テザリングやモバイルWi-Fiでは通信速度や安定性が不足し、ラグや切断が発生するリスクが高くなります。

FPSやMMORPGのような高負荷のゲームを複数人で同時に行うには、光回線の高速かつ安定した通信環境が必須です。

また、上り速度も重要となるため、クラウド上でのゲーム配信やボイスチャットを利用する際にも光回線の強みが発揮されます。

通信容量を気にせず遊べる点も大きなメリットで、仲間内でのゲーム環境を整えるなら妥協できない部分です。

コストを抑えるよりも快適な体験を優先したい学生にとって、光回線は欠かせない選択肢となります。

一人暮らしの大学生向けの光回線の選び方は？

大学生活のスタイルや契約年数を考慮し、費用面と利便性を両立できる回線を選ぶことが、一人暮らしの学生にとって失敗しない光回線選びのポイントになります。

在学期間にあわせた契約期間を選ぶ

大学生が光回線を選ぶ際に注意したいのが契約期間です。

多くの回線は2年や3年といった契約縛りが設定されており、更新月以外で解約すると違約金や工事費の残債が発生するケースがあります。

大学在学中の4年間を見据えて契約するなら2年契約でも更新を挟むことになり、途中で転居や卒業による解約リスクも高まります。

そのため、在学期間に合わせて柔軟に選べる「契約期間なしプラン」や「短期利用可能な回線」を選ぶと安心です。

GMOとくとくBB光のように違約金0円で利用できるサービスや、工事費無料キャンペーンを実施している事業者を選ぶと、万が一の引越しや途中解約でも経済的な負担を減らせます。

初期費用ができるだけかからない回線を選ぶ

一人暮らしを始める際には家具や家電の購入で出費が重なるため、光回線にかかる初期費用はできるだけ抑えたいものです。

光回線の導入には通常、契約事務手数料や工事費が必要ですが、事業者によっては工事費を分割実質無料にしたり、キャンペーンで全額免除にしている場合があります。

さらにキャッシュバックや月額割引を利用すれば、初期費用だけでなく総合的な支出も軽減可能です。

学生にとっては、開通までにWi-Fiルーターを無料でレンタルできるサービスがあると、工事完了を待たずにすぐネットを使えるため安心です。

契約先を選ぶ際には月額料金だけでなく、初期費用やキャンペーンの有無も比較検討することが大切です。

【1人暮らしの大学生へ】おすすめの光回線【厳選 5社】

大学生の一人暮らしでは料金や契約期間、初期費用の負担などを考慮する必要があり、ここでは条件を満たしやすいおすすめの光回線を5社に絞って紹介します。

①工事費一括無料で引越し時も安心「exciteMEC光」

exciteMEC光は、標準工事費が完全無料のため、一人暮らしの大学生にとって導入時の負担を大幅に減らせる光回線です。

引越しが多い学生生活では、途中で解約する可能性もありますが、解約金や工事費残債が発生しない仕組みになっているため安心です。

さらに契約期間の縛りがない点も特徴で、卒業や転居といったライフスタイルの変化に柔軟に対応できます。

月額料金は3,850円からと業界でも安い水準に設定されており、コストを抑えたい学生にとって大きなメリットです。

1年目は割引も適用され、初めて光回線を導入する人でも利用しやすいプランです。

安定した通信環境を維持しながら、費用面のリスクを最小限にしたい一人暮らしの大学生におすすめの回線です。

②学生同士でFPSゲームするなら「NURO光」

NURO光は、独自の回線設備を利用して下り最大2Gbpsという高速通信を実現し、オンラインゲームを快適に楽しみたい大学生に最適な光回線です。

FPSやTPSなどの対戦型ゲームでは、わずかな遅延でも勝敗に影響するため、通信速度と安定性は欠かせません。

NURO光は低Ping値を維持できることで評判が高く、仲間とボイスチャットをしながら遊ぶ場面でもストレスを感じにくい環境を整えられます。

一人暮らしの学生が自宅をゲームの拠点にする場合でも、NURO光なら十分なパフォーマンスを発揮します。

また、スマホとのセット割で料金を抑えられる点も学生にとって魅力です。

ただし提供エリアは24都道府県に限定されるため、引っ越し先によっては利用できない可能性がある点には注意が必要です。

③解約金がなくルーターレンタル無料「GMOとくとくBB光」

GMOとくとくBB光は、契約期間の縛りがなく解約金も発生しないため、一人暮らしの大学生にとって安心して使える光回線です。

大学生活では転居や卒業による引越しが避けられないため、途中解約で違約金を請求されないのは嬉しいポイントです。

さらに、ルーターレンタルが無料で提供されるため、初期費用を抑えられ、初めて光回線を導入する学生でも気軽に利用できます。

月額料金はマンションタイプで3,773円からと比較的安く、家計への負担を軽減しやすいのも魅力です。

また、他社からの乗り換えでは最大6万円の違約金補填があるため、安心して移行できる体制が整っています。

顧客満足度調査でも高い評価を得ており、安さと安定性を兼ね備えたバランスの良さが支持されています。

④青春22割・青春26割で1年間2,200円「J:COM NET光」

J:COM NET光は、学生向けの特別プラン「青春22割」「青春26割」によって、1年間の月額料金が2,200円という破格の安さで利用できる光回線です。

一人暮らしを始めたばかりの大学生にとっては、生活費を抑えながら安定したネット環境を手に入れられる大きなチャンスです。

さらに、J:COMは通信速度や安定性に定評があり、利用者の満足度も高い点が特徴です。

インターネットだけでなく、J:COM TVやJ:COM MOBILEといった関連サービスをセットで利用できるため、エンタメや携帯料金の節約にもつながります。

auやUQモバイルとのセット割で毎月1,100円の割引が適用されるのも見逃せません。

⑤学割Wi-Fiパックあり「@スマート光」

@スマート光は、学生向けに「学割Wi-Fiパック」が用意されている数少ない光回線のひとつです。

工事費22,000円や初回事務手数料がキャンペーンによって無料のため、初期費用を抑えて利用を始められる点が、一人暮らしを始めた大学生にとって大きなメリットです。

さらに土日祝日の工事費や光電話の初期費用も無料になるため、費用面の負担が小さいのも安心材料といえます。

月額料金は3,630円からと業界でも低水準に設定されており、家計にやさしい点も魅力です。

初めて光回線を契約する学生でも導入しやすく、学割の対象となることでコストをさらに抑えられるのが強みです。

大学生活でレポート提出やオンライン授業、動画視聴を快適にこなすために、コストと利便性のバランスを求める学生におすすめの回線です。

よくある質問

1人暮らしの光回線の月額はいくらが目安ですか？

マンション（集合住宅）は3,500〜4,900円/月、戸建ては4,800〜6,500円/月が相場です。

Wi-Fiルーターのレンタルは0〜550円/月が一般的です。初月は日割り計算の会社も多く、請求は「事務手数料3,300円＋月額」から始まります。

1人暮らしは1Gbpsと10Gbpsどちらを選べばよいですか？

在宅勤務と動画視聴が中心なら1Gbpsで十分です。10Gbpsはゲーム配信や動画編集など上り速度を重視する方向けで、月額が1,000〜2,000円ほど高くなります。体感速度を上げるにはIPv6（IPoE）対応を優先すると安心です。

1人暮らしの開通工事費はいくらで、無料になる条件はありますか？

工事費は16,500〜44,000円が目安です。多くは24〜36回の分割割引で「実質無料」になり、在籍中は同額が月額から割引されます。途中解約時は残回数分が請求されます。申込みから開通まではおおむね2〜4週間です。

1人暮らしのデータ量は月どれくらい必要ですか？

一般的には100〜200GB/月で足ります。目安は、動画HDが1時間あたり約1.5〜3GB、4Kは約7GB、オンライン会議は1時間約1GBです。光回線は基本無制限なので容量の心配は少なく、速度安定にはIPv6対応ルーターの利用がおすすめです。

1人暮らしの開通までどれくらいかかり、仮ネットはどうすればいいですか？

最短で10〜14日、繁忙期（2〜4月）は3〜4週間です。仮ネットはスマホのテザリング（大容量50〜100GBプラン）か、モバイルWi-Fiの短期レンタル（1,500〜4,000円/週）が現実的です。入居日が決まったら2〜3週間前の申込みが安心です。

学割はいつ申し込むのが有利で、必要書類は何ですか？

学割は毎年1〜5月に強い特典が出やすいです。学生証の両面コピーや在学証明書が基本で、契約者が保護者の場合は続柄が分かる書類が求められることがあります。申込・開通の締切があるため、入学手続き後すぐ（2〜3月）の申込みが安全です。

大学生が1年だけ使うならどんな契約が向いていますか？

縛りなしプラン（＋330〜1,100円/月で解約金0円）か、ホームルーター（月約4,000〜5,500円）が選びやすいです。光回線は工事費を分割相殺するため、12カ月で解約すると残債が発生しやすい点に注意です。短期なら工事不要のホームルーターが手軽です。

1人暮らしにおすすめのWi-Fiルーターの性能や価格は？

2K〜3LDK未満ならWi-Fi 6対応のAX3000〜5400クラスが使いやすく、価格は7,000〜18,000円です。IPv6（IPoE／v6プラス等）対応、1Gbps以上の有線ポート（可能なら2.5Gbps）、メッシュ対応が安心です。電波が届きにくい間取りは中継機5,000〜10,000円も有効です。